こんな人におすすめ
- 情報収集にばかりになって、なにも成果が出ない人
簡単な要約
著者情報
樺沢紫苑(かばさわしおん)
精神科医で作家。同シリーズとして「インプット大全」。
内容
今の情報化社会では、どうしてもインプットの時間が多くなると思います。
この本では、インプットではなくアウトプットの考え方や方法(「話し方」「書き方」など)について説明されています。
書籍タイトルの「大全」はちょっと大げさな気もしますが・・・
構成
- 第1章 アウトプットの基本法則
- 第2章 科学に裏付けられた、伝わる話し方 【話す】
- 第3章 能力を最大限に引き出す書き方 【書く】
- 第4章 圧倒的に結果を出す人の行動力 【行動】
- 第5章 アウトプット力を高める7つのトレーニング法
レビュー
個人的に「心に残ったこと」と「残念だったこと」をまとめています。
心に残ったこと
人生を変えるのは、アウトプットだけ
書籍の「はじめに」に書かれてる一節です。
これだけでも、僕の心に刺さりました。
「読書などインプットだけで終わるのはもったいない。現状を変えるには、なにかアウトプット(行動)をしよう」と思わされました。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
ほとんどの人はインプットとアウトプットの時間比率が7:3だけど、記憶など成果が高いのは逆の3:7とのこと。
ついついインプットを重視してしまうので、これは意識してアウトプットの時間を確保したいですね。
相手に喜ばれる質問をする
これは会社の上司にもよく言われてたけど、改めて大事だと思い出しました。
相手が「得意なこと」や「好きなこと」を質問すれば、ほとんどの人は喜んで教えてくれます。
30点でいいので完成させる
30点でもいいので完成させて、その後にチェックと改善をする。
完璧主義の人はなかなか完成できないんですよね。手を動かす前にいろいろ考えすぎて・・・
僕も100点を目指しすぎて、スピード感がないです。
残念だったこと
少し概念的な内容
もう少し実際の行動レベルに落とし込んでくれた方が、読んだ人も行動に移しやすいのになぁと感じます。
範囲が広い
「話し方」や「書き方」など広い範囲のアウトプット方法が説明されていました。
僕としては、もっと狭く・深い方法が知りたかったです。
まとめ
簡単にレビューしましたが、良くも悪くもアウトプットに関して、浅く広くまとまっている本だと思います。
なので、あまりこの手の本を読んだことがない人には読みやすい本だと思います。
構成も1つの内容に関して、2ページ程度でまとめているので、暇な時などスキマ時間で気楽に読めます。
「アウトプット」という言葉に興味がある人は、読んでみてください。